八王子の歴史を語る上で欠かすことができないのが「大久保長安」。
江戸時代初期、「天下の総代官」として権勢をふるった人物です。もともとは甲斐武田家の遺臣でしたが、徳川家康に取り立てられて異例の出世を遂げました。
北条氏が滅亡すると、長安は北条氏照の旧領・八王子の経営にあたりました。八王子十八人代官の設置、八王子千人同心の前身の創設、八王子宿の建設、浅川の治水工事(石見土手)などに辣腕をふるいました。
この大久保長安の陣屋が置かれたのが小門町でした。今も陣屋跡の碑が立っていますが、江戸時代の大政治家の記念碑にしてはひっそりしたものです。
これは「大久保長安事件」のためかもしれません。長安死後、不正蓄財などが露見して、大久保長安一族は断罪され断絶しました。
謎の来歴と異数の出世、そして没落。ミステリアスな大久保長安には、心惹かれるものがあります。
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