「右 あんげ道」「左 甲州道中高尾山道」古色蒼然とした「追分の道標」。これが立つのが、甲州街道と陣馬街道の分岐点・追分町です。
この道標、1811年に江戸の清八という足袋屋が高尾山に銅製の五重塔を奉納した記念として立てたということです。新宿追分、八王子追分、そして高尾山の麓・小名路に設置したということですが、ずいぶんと太っ腹な方ですね。
道標は八王子空襲で破損しましたが、地元の要望で復元されました。さらに、地元の要望という点では、1912年に町名改正の際、行政から提示された「桜木町」を拒否して「追分町」を採用したのだそうです。地元民としての誇りを感じるエピソードです。
近くには「八王子千人同心屋敷跡」の碑が立っていますが、あるいは、地域の治安と文化を守り伝えていくのが「追分町」の風土となっているのかもしれません。
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