「狭間」というと、ふつう谷間の地形を指すものです。なのに、京王線・狭間駅は南に面した日当たりのいい高台にあります。どう見ても「狭間」という地名にはそぐわない印象です。
調べてみると、本来、狭間町の主要部は狭間駅周辺ではなく、初沢川に注ぐ小川に沿った低地一帯だったことがわかりました。
なるほど、あの地形なら、まさに「狭間」ですね(ついでながら、狭間駅の所在地はギリギリ「東浅川町」でした)。
町内の見どころといえば、やっぱり高楽寺。ここには見事な枝垂れ桜があります。樹齢200年以上とのことで「桜姫」と呼ばれているそうで、桜の時期になると、一度は足を運んできました。
さらに寺内には市指定史跡「横穴石仏群」があって、全長30メートルの洞穴の中に観音像などの石仏が安置されています。江戸時代の天明年間に、住職了弁によって「五穀豊穣 悪病平癒」を祈願して作られたということです。天明の大飢饉の影響が見て取れますね。
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