「本当に住みやすい街大賞2023」の第１位に輝いた「西八王子」。その南西に広がるのが散田町です。
歴史好きにとって、散田町の見どころは「京王御陵線」。散田町の地図を見ると、やけに太い道路が貫通しているのが目につきます。これが線路跡です。
大正天皇が埋葬された多摩御陵への参拝ルートとして、昭和6年に開通しました。ところが、昭和20年には、もう廃止されてしまいましたから、わずか15年程度の運行でした。橋脚など、当時の遺構は今でも見ることもできます。
また、散田町には「災害時給水ステーション（市内19ヶ所のうちの1つ）」があります。
小高い丘――通称「水道山」にあるのですが、ここは元々「配水池」でした。南北浅川が合流する元本郷町（今の市役所のあたりです）に建設された浄水場からポンプで水を運び上げ、ここから配水していたのです。排水管が通っていた直線階段など当時の名残を偲ばせてくれます。
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