「浅川」散歩 第3回 浅川町

「浅川」散歩 第3回 浅川町

今回は「浅川」にちなんだエピソードを3つ取り上げながら、浅川散歩をしてみたいと思います。

浅川町

現在の高尾駅界隈は、その昔、八王子市ではなく「浅川町」という自治体でした。

明治22年:神奈川県の村として「浅川村」が成立
明治26年:南多摩郡浅川村が東京府に編入
昭和02年:町制施行により「浅川町」に
昭和18年:東京都南多摩郡浅川町に
昭和34年:八王子市に編入され、浅川町は消滅

当時の浅川町役場の建物は現存しています。
洋風の木造造りで、桃色のペンキ塗りがおしゃれです。昭和20年の空襲で焼けて、昭和26年に再建されたとのこと。
近年まで社会福祉協議会などで使用されていたようですが、いまは使われていないようです。

私が不思議に思うのは立地です。近隣はけっこう新しい家が立ち並んでいる住宅地で、甲州街道からも少し入ったところにあります。
町役場といえば、ふつう町の中心地にありそうなものですが、ここはどう見てもそうではありません。なぜここにあったのか、そのあたりが気になります。

浅川駅

高尾駅は、かつて「浅川駅」と呼ばれていました。
昭和34年に浅川町が八王子市に編入され、その2年後の昭和36年に「高尾駅」と改称されたのです。

さて、浅川駅の開業は明治34年。以来、山梨県方面と東京圏の結節点としての役割を担ってきました。
高尾駅は、太平洋戦争末期の昭和20年7月に、米軍艦載機による機銃掃射を受けました。その弾痕は現在も1番線ホームに残されています。

京王線が延伸してきたのは昭和42年。ここで現在の高尾駅が形作られました。
ちなみに、「関東の駅百選」にも選定された駅舎は昭和2年の建築。元々は、大正天皇崩御の際、新宿御苑に設置された仮停車場だったものが移築されました。

物心ついたころからこの高尾駅ですが、今後改築される予定で、これまで不便だった南口と北口が自由通路でつながるそうです。駅舎はそのまま残るそうですから、よろこばしいですね。

多摩森林科学園

一年中、盛況な高尾山。いつでも人でごった返しています。
そんなとき、ひっそりと晩秋の里山を歩いてみたい。そんな人には「多摩森林科学園」がオススメです。

ここは大正10年に宮内省の「帝室林野管理局林業試験場」として発足しました。
現在は、森林や林業に関する研究機関や学習施設として開放されています。

ここの見どころは何といっても樹木園。とりわけ「サクラ保存林」が人気です。
この時期は、もちろんサクラを鑑賞することはできませんが、さまざまなサクラの解説板を眺めながら歩くのも楽しいものです。

高尾山も大好きですが、杉が多いので山道が暗い。その点、こちらは晩秋の暖かな陽を浴びながらの山道歩きを楽しめます。

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この記事を書いた人:エリア情報ライターはちまる先生
いつも八王子をまるっと歩きまわっている、八王子住まいる不動産の専属ライター「はちまる先生」です。 ブログ「ふらっと八王子探訪」で八王子の「町」を紹介をしております。 ふらっと~のネーミングは住宅ローン商品「フラット35」に掛けてます。

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